厚生労働省は2008年から5年の期間で、全国のすべての私立認可保育所に看護師を配置する方針を打ち出しています。
当記事では、そんな保育所で働く看護師について解説していきます。
保育園看護師の実情
全国には10000か所以上の私立認可保育所がありますが、すべてに看護師を配置するとなると、看護師の人数が不足してしまいます。ただでさえ看護師不足が叫ばれているだけに、保育所の看護師確保は難航しているのが実情です。
保育所としても、看護師を雇用するとなると余計に人件費がかかり負担になります。そこで厚生労働省では補助金制度を設け、看護師の配置を促しています。
保育園看護師の仕事内容とは?
保育所で勤務する看護師はどのような仕事をするのでしょうか。
健康な子供が通う保育所では、患者が集まってくる病院や診療所とは全く異なった看護師の視点が求められます。
怪我などの手当て
子供たちの疾病予防や怪我の手当てが日常の仕事になります。
感染症や食中毒を防ぐために、毎日の生活習慣を見守っていなくてはなりません。
子供の体調管理・異変の早期発見
子供の身体の異常にもいち早く気が付かなければいけません。
保育所に通う子供全てが心身ともに健康な子供ばかりではありません。最近はアレルギーを持つ子供や、虐待を受けている子供も増えています。
保育補助
保育所の看護師はあらゆる問題を医療の専門家としての立場からケアをする役割があります。しかし時には保育士のように一緒に遊んだり、話したりする時間も必要です。
まとめ
複数の看護師がいる病院とは違い、保育所ではたった一人の看護師として大きな責任があります。
しかし保育所の看護師は子供の成長を見守る楽しみな職業でもあります。