結婚や出産、育児などの様々な理由で退職する看護師が多くいますが、看護師の国家資格を持っていながら、現在は看護師として働いていない人を潜在看護師といいます。
今回は、そんな潜在看護師について解説していきます。
潜在看護師の現状
潜在看護師は全国に55万人ほどいると言われていますが、その8割は再就職してもう一度看護師として働きたいと考えているそうです。 しかし一度看護師を退職すると、多くの看護師は再就職をためらってしまいます。
せっかく看護師の資格と経験を持っているのに、どうしてでしょうか。
復職をためらう理由
①進歩している医療についていく不安
理由の一つに医療の進歩についてく自信がないというものがあります。
医療は日々進歩し、使用する機材や医療システムなど、看護師の業務は日々変化しています。一度退職して何年も現場を離れてしまうと、色々なことが変わってしまい以前のようには働けないのではないかと不安を持ってしまう人が多いようです。
②ハードワークに対する不安
子育てや家事をしながら、過酷な勤務や夜勤をこなすことが難しいという理由もあります。
潜在看護師が安心して復職できる環境が増加中!
看護師不足が深刻になる中、経験のある潜在看護師をそのまま眠らせてしまうのはもったいないことです。そこで現在では復職のための研修を行っている企業や団体が増えています。そういった研修では再就職した先輩看護師の体験談や受講生同士の交流なども行っているため、再就職を希望する人には最適です。
また院内保育所を設ける病院も増加しています。
まとめ
看護師のニーズが高まっている現在、老人施設や診療所など、夜勤のない職場も多くあります。
今後は潜在看護師の力をいかに発揮させるかということが課題の一つです。