近年、看護師はますます需要が高まる職業となっています。しかし、看護師の資格を取得するには国家試験に合格しなければなりません。試験勉強の時間や費用もかかるため、出来れば通学ではなく通信教育で資格を取りたい方も多いのではないでしょうか。
当記事では、通信教育で看護師の資格は取れるのかについて解説していきます。

通信教育で看護師の資格は取れる?
まず、通信教育では看護師の国家資格は取得出来ません。
看護師免許を取得するためには、「看護師学校養成所2年課程」への入学が必要です。「看護師学校養成所2年課程」には、全日制、定時制、通信制の3種類があります。
この「看護師学校養成所2年課程(通信制)」を受けるには、「准看護師として10年以上の勤務経験があること」という条件があります。

広がる看護師へのチャンス
とはいえ、この制度ができたことによって、小さい子どもがいたり、家庭があったりで准看護師から看護師にステップアップしたいものの、現実問題として通学することが困難で行動に移すのは難しいと考えていた人も、看護師を目指すチャンスが広がったのではないでしょうか。
全日制と定時制のデメリット
看護学校に通学する場合、全日制は2年間、定時制なら3年間の通学が必要になります。
全日制の場合はカリキュラムの内容から考えて、准看護師の仕事を続けながら通学するのは難しいため、一旦准看護師としての仕事を辞めざるを得ません。
一方、定時制の場合は働きながらの通学が可能ですが、そのためには、当然勤務先の理解が必要になりますし、また、「通学時間」という時間的拘束がネックになりそうです。
まとめ
通信教育で看護師資格の取得が可能になったことで、通学制で考えられる問題がクリアになりました。

