通信教育制度も整ったし、准看護師として働きながら、いよいよ看護師の資格取得を目指すチャンスがやってきた、とやる気もわいてきたところで、次に気になるのは学費ではないでしょうか。
当記事では、奨学金等の学費サポートについて解説していきます。
通信教育で必要な学費はいくら?
看護師資格を通信教育で取得するのに必要な学費は、入学金と授業料をあわせ、2年間で多くて90万円前後となり、これにプラスで教科書代等が必要になるようです。
ただし、放送大学とタイアップ型の看護学校においては、放送大学の学費となる約20万円が別途必要になります。
決して簡単に出せる額ではありませんが、ほとんどの看護学校では、看護師になるための通信教育を対象とした学費のサポートシステムがあります。
代表的なサポート制度一覧
以下に、代表的な制度を紹介します。
なお、各看護学校により利用可能な奨学金制度が異なりますので、借受を希望する場合は出願先の学校にあらかじめ確認が必要です。
■ 給付制度
希望する看護学校の通信教育課程が、教育訓練給付制度の対象講座として厚生労働省に指定されている場合、一定の要件を満たせば、2年間の教育課程を修了後、ハローワークでの手続きにより校納金の一部が支給されます。
■ 日本看護協会による奨学金制度
日本看護協会の会員が対象で、看護師資格取得のための通信教育を利用する場合の奨学金制度です。
協会への入会と、奨学金申込みを同時に行うことも可能です。
■ 国の教育ローン
看護学校により、日本政策金融公庫や日本学生支援機構の奨学金制度を利用することが可能な場合があります。
■ 民間金融機関の教育ローン
看護学校により、地方銀行、都市銀行または民間金融機関の教育ローン制度を利用することが可能な場合があります。
■ 病院独自の奨学金制度等
卒業後はそこで勤務する等の条件のもと、奨学金を借り受ける制度を設けている医療機関があります。