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通信教育を開設している看護学校は北海道から鹿児島までの各地にあり、全科目65単位を履修できます。65単位すべてを当該看護学校で履修するタイプの学校と、放送大学とのタイアップにより看護学校と同時に放送大学にも入学し、決められた単位数を放送大学で取得するタイプの学校の2種類があります。

通信教育で学ぶ一番のメリットは、通学がない分時間に拘束されることなく、働きながら自分の好きな時間に勉強することができる点です。しかし全く登校せずに資格を得られるわけではありません。登校が必要な科目については、原則として各看護学校または指定の病院施設で実施されます。

通信教育では看護師の国家資格は取得出来ません。看護師免許を取得するためには、「看護師学校養成所2年課程」への入学が必要です。とはいえ、この制度ができたことによって、准看護師から看護師にステップアップしたいものの現実問題通学することが困難と考えていた人も、看護師を目指すチャンスが広がったのではないでしょうか。

大規模な災害では日本の看護師が海外に派遣されることもあります。災害に派遣される看護師は支援団体に登録している看護師になります。支援団体では災害時の研修なども行っています。災害直後の被災地では看護師の存在だけで被災者が安心するというほど、看護師は人々にとって大きな存在なのです。

看護師の歴史は中世のヨーロッパに遡ります。当時は看護師という職業はなく、キリスト教の修道女が病人の世話を行っていました。看護の近代化の道を開いたのはナイチンゲールです。看護学校を創設し、看護婦の教育を始めました。日本では明治以降、開業医のもとで治療の補助をしていたのが看護の始まりです。

看護師外来とは通院患者に対して看護師が療養支援を行う外来のことです。看護師外来では患者一人一人にたっぷり時間をとって、様々な面から患者を支えます。これからの看護師には単なる医師の補助役だけではなく、看護の専門家としての力が求められています。

看護師の就業場所は全体の4分の3は病院勤務で、看護師の職場の選択が広がった現在でもやはり最も多いことが分かります。病院で勤務する看護師の仕事はとても幅広いものです。どんな仕事も直接または間接的に患者の生命に関わるとても責任のある仕事です。

看護師のニーズが高まっている現在、転職をして自分に合った職場を探そうとする看護師が増えています。転職理由は様々ですが、転職を成功させるためには、転職の目的をはっきりさせて、自分の働きたい職場が見つかるまで気長に探すことです。

看護師のパートタイマーの時給はフルタイムの看護師に比べると下がりますが、一般的なパートタイマーに比べるとかなり高い時給になっています。 看護師を続けたいが時間を上手く使いたいという看護師には、パートタイマーは最適な選択だと言えます。

産休の代替やへき地勤務などのピンチヒッターとして、派遣看護師はなくてはならないものでしょう。また派遣期間終了時に職業紹介を行う紹介予定派遣は、直接雇用される前に自分に合った職場かどうかを見極めることができるため、就職活動に上手く活用するとよいでしょう。